2017年2月 御殿場口雪代堆積地の温度変化
この周辺は、「リセット」された環境(自然)になっているので、年月を掛けて観察、地点をずらして観察することで、砂礫地から林に遷移する自然の営みをみることができます。
これを眺めることは、広く言えば地球営みを眺めることになります。大きく眺めれば大きく、小さく眺めれば小さく、眺める人の感性と知識でどのようにも眺められます。環境を学び自然の営みの深さや人知の至らぬことを味わうことで、富士山ばかりでなく自然にたいする構えが変わってきます。特に小学生、中学生、高校生(もちろん大人も)には、自然の営みを体感して、さらに科学的に眺めることを学んでいただけたらと願います。(明治大学現象数理学科特任准教授 佐藤一)