御殿場市植物相調査(2022年9月)

御殿場市植物相調査・・3年計画で実施中の御殿場市植物相調査で富士山国有林に設置した植生保護柵のうち4箇所を調査しました。鹿の食圧により柵外の下層植生は殆ど失われているため、この調査での記録は潜在的な植物相というべきかもしれません。

写真は2018年10月に設置した柵です。4年の間に柵内は樹木の若木に覆われました。90年前は森全体がこのようになっていたことでしょう。柵の外は更新木が育つことができず、森の貧相化は進むばかりです。柵は「シードバンク」の役割を果たしていますが、御殿場市区域の6基の柵のうち2基は土石流と倒木で破損したため、再建と修理が必要です。

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